2015年12月3日木曜日

温めることの重要性について

マレーシアは常時25℃以上の南国だから、熱中症対策にエアコンは重要、と思っていましたが、実は猫たち、結構寒がりなんだということが、分かってきました。

目安は猫が自主的に膝に乗ってくるかどうか。
人間にすり寄ってくるのは基本的に餌が欲しい時か、寒いと感じているときです。



飼い主としては愛情表現と思いたいところですが、猫の思考回路ってもっと合理的だと思うようになってきました。

ブログでも書いてきましたが、ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽにしたり、保冷剤を湯せんで温めたりしていましたが、水をお湯にするのって結構エネルギーを使う割に冷めるのも早い。
で、考え付いたのが、ペットシーツに水を含ませてレンジでチン。

うちで使っているのはこれ。


猫のシステムトイレにもちょうどよいサイズで、そこそこ厚手です。
本当はシステムトイレ専用の方が厚みも吸収力も高いので良いと思うのですが、お値段も高いので(^-^;、うちではもっぱらこれ。

ホットパックを作るのは別にどのペットシーツでも良いのですが、ある程度厚みのあるペットシーツじゃないと、冷めやすいです。
100均でもペットシーツ数枚パックが売られているので、それで一度試されるのも良いかもしれません。

このシーツに水を吸わせて、軽く絞って表面を内側に2つ折りにしてレンジOKなビニール袋(シャワシャワのやつ)に入れて(ビニールの口はしばらずに)レンジで2~3分もするとアツアツに。
面積も広くて、柔らかく、どんな形にも変形できるし、すごく便利です。

これをタオルにくるんで、猫の腰にあててやると、どの猫もとろけます。

人間の便秘対策に60℃のホットタオルを1日1回10分あてると良いというのを見て、腎不全猫でも実践していました。
( 10分程度であれば、低温やけどにならないそうです)

http://www.kao.co.jp/rd/healthcare/activity/healthcare35_02.html

最初は保冷材を熱湯で温めていたのですが、他のことをしている間に温めてるのを忘れてさめちゃったり、湯せん状態で保冷剤を直接温めたら、レンジの中で保冷剤が破裂して大変なことになったり、 大変だったのですが、上述のペットシーツにしてからは、あっという間に温まって、人間にとってもgoodでした。

猫の背骨周辺は腎臓や泌尿器、消化管のツボがたくさんあるので、これらをまとめて温めることで、ツボ押しと同じような効果も期待でき、 いいことづくめです。

肝心の便秘については、主観的な評価になってしまいますが、便意も増えて、あまり力まずに(嘔吐なく)するっと出せることもありました。
猫への侵襲も低く、やる人間の負荷も低いので、試してみて損はないと思います。

10分温めた後は湯たんぽとしてクッションの下に入れておくと長時間温かさが持続します。
ペットシーツは一度水分を吸収すると、ずっと乾燥せずに保持してくれるので、何回も使いまわしも可能で、2回目からはビニール袋のままレンジに入れるだけ。
しかもフラットで、柔らかいので、座布団や毛布の下に入れてあげれば湯たんぽになります。
現在、マレーシアなので、日本の冬でどのくらい冷めやすいか、検証できませんが、お試しください。

今は猫だけじゃなくて、腎不全猫に温めてもらっていた旦那さんも、猫亡き後、このペットシーツのホットパックで四十肩を温めています。

私も試しに首筋に当ててみましたが、あまりの気持ちよさにそのまま爆睡してしまいました。(*^^*)
お腹を壊したときにお腹に当てても良いですよ~。

2 件のコメント:

まー さんのコメント...

こんにちははじめまして。
なくなった猫ちゃんのこと、今まで読ませていただいてました。
今日はお礼を言わせてください。
体温が下がって元気をなくしてたうちの猫に、今ペットシーツ湯たんぽを使ってみました。夜中でも手もとにあるものでできましたし。
しばらく当ててたら肉球もあったまってきて、普通に伸びて寝始めました。数時間縮こまって動かなくてどうしようかと思っていたのに。助かりました。ありがとうございます!

ricoyon さんのコメント...

まーさん

コメントありがとうございます。

すーさん、心配ですね。
拙ブログが少しでもお役に立てればうれしい限りです。

猫介護は苦しいとか痛いとか言ってくれないので、なかなかしんどいものですが、猫はずっと飼い主と一緒に居たいと思っているはず。
まーさんとすーさんのhappyな時間が少しでも長く続きますようにお祈りしております。